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秋田の寒天文化の謎に迫る~その3~

No. 1180 〔2年以上前〕 , 市内・食・農など , by 食と農ブログ Icon of admin
秋田の寒天文化の謎に迫る~その1~
→どのやって盆地の横手に寒天がたどり着いたか?
 
秋田の寒天文化の謎に迫る~その2~
→どうして寒天文化が受け入れられたのか?
 
 
* * *
 
 
先日情報提供にて、秋田栄養短期大学の「寒天に関する基礎知識」 を教えていただきました!
それによりますと…
 
 
>秋田県南部(横手地区)で寒天料理が広まった理由
>・夏の暑さが厳しい横手盆地では、冷たく口当たりの良い寒天がおいしく感じられる
>・漬物などを持ち寄ってお茶を飲む機会が多く、その際のお茶請けとして最適である
>   ↓
>・身近な材料で簡単に作れ、創意工夫ができる
>・重箱に流して固めるので、持ち運びに便利である
>・切り分けて食べるので、人数の増減に対応できる
>・溶けにくく、手でつまんで食べることができる

「寒天に関する基礎知識」スライド11より引用
 
 
なるほど、常温で固まるというほかに夏の暑さも関係していました!
さらに「たばこ(=おやつ休憩)の時間」の文化があったから、それぞれ工夫を凝らした寒天を作り、持ち寄ることで、寒天文化が根付いていったんですね。
 
「海がない横手で寒天が郷土料理となる」
それは、様々な条件が重なり合った結果でした。
これが要因だった!と一言では語りつくせません。
 
今後も寒天文化を追いかけていきます✨

〔 603文字 〕

≪追記あり≫冬野菜を食べる会 in 醍醐保育園

No. 1179 〔2年以上前〕 , 食農体験プログラム , by 食と農ブログ Icon of admin
みなさんこんにちは、食農推進課のSです
市内の一部保育施設にて、順次開催される「冬野菜を食べる会」。
某日、醍醐保育園にて開催されるとのことで取材に伺いました!
 
醍醐保育園で食べるのは「雪の下にんじん」と「寒締めほうれん草」の二種類です。
雪の下にんじんの皮むきを行ってから、冬野菜の勉強をするとのこと。
 
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「このにんじん、いいにおい!」
「にんじん大好きー!」
 
みんなお野菜大好きなんだね…えらい…!
 
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大きなにんじんに大興奮の様子
ピーラーを使って、ゆっくり皮むきを行います。
 
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つやつやのオレンジ色になりました。
 
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そして冬野菜の勉強です。
紙芝居を使いながらクイズを行ったり、ほうれん草を実際に見たり…
 
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「雪の中、がんばって収穫している人たちがいるから、みなさんは美味しいお野菜を食べられます。
感謝の気持ちをもって、今日の給食では『いただきます』を言いましょうね」
 
という先生の言葉に、みなさん大きな返事で答えてくれました。
 
 
皮をむいた雪の下にんじんは、この日の給食に提供されるとのことです。
が!その前に、にんじんスティックを少しだけ味見✨
 
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「おいしい~!」という声が画面越しにも伝わっていますでしょうか♥
ポリポリといい音をさせながら食べていました。
おうちでもぜひ食べてみてくださいね✨
 
醍醐保育園のみなさん、いちごの収穫体験でお会いするのも楽しみにしてます!
 
* * *
 
≪追記≫
 
後日、いちごの収穫体験を行いました!
その様子をお伝えします
 
この前食べた冬野菜のお名前、覚えてるかな?と最初に聞いたところ、「寒」
 
いちごろうさんによるいちごの説明🍓
どうしていちごは赤くなるのかな?という質問に「太陽の光をたくさん浴びたから!」と元気いっぱい答えてくれました
 
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口いっぱいに大きないちごを放り込みます♡
 
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お待ちかねのいちごの収穫体験!
いっぱいとれたよ~!✨と見せてくれました
 
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醍醐保育園のみなさん、ありがとうございました!

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〔 917文字 〕

【いちごの収穫体験】🍓たいゆう保育園

No. 1178 〔2年以上前〕 , 食農体験プログラム , by 食と農ブログ Icon of admin
みなさんこんにちは、食農推進課のSです🍓
本日から年長児のみなさんによる、いちごの収穫体験がはじまりました!
最初に収穫体験を行っていただいたのは、たいゆう保育園のみなさんです。
 
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「おはようございます!」と元気よくあいさつしていただきました!
最初にセンター長からのあいさつです。
 
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「みなさん今日はなにをするか知ってますか?」
「いちご!」と大きな声で答えてくれました☀
 
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いちごが待ちきれない様子のみなさんですが、まずはセンターの紹介と農業のお勉強。
(実はこれが私の施設説明デビュー戦でした!)

足が震えるくらい緊張していましたが、手を挙げてくれたり、質問に答えてくれたり……とっても楽しく説明できました。
 
いちごについては、二代目いちごろうさんの登場です!
 
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白い花がいちごになるまでや、どうしていちごは赤いの?などを学びました。
 
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お待ちかねのいちごの試食タイム!
美味しいという声があちこちから聞こえてうれしい限りです。
「よつぼし」という品種、ぜひおうちの人にも教えてあげてくださいね。
 
そして…ついに、いちごの収穫体験!
「こんなにとっていいの!?」いいんです、大きくて赤いいちごを収穫しちゃってください。

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葉の裏に隠れているものも上手に見つけていきます🍓
こんなにたくさんとれた!と見せてくれました。
 
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収穫体験が終わって外に出ると、びっくりするくらいの大雪⛄
最後は駆け足ながらも記念撮影!みなさんありがとうございました!
 
 
これから、これから、雪の下にんじん雪の下キャベツ寒締めほうれん草などの冬野菜を食べて学ぶ「冬野菜を食べる会」も順次開催されます。
その様子は後日お届けしたいと思いますので、どうぞお楽しみに❤

〔 780文字 〕

沼館子育て支援センターから🍓🍓🍓

No. 1177 〔2年以上前〕 , 食農体験プログラム , by 食と農ブログ Icon of admin
みなさんこんにちは、食農推進課のSです!
園芸振興拠点センターに、沼館子育て支援センターから0~3歳児のみなさんがいらっしゃいました🍓
 
本日行うのは、いちごの収穫体験🍓
 
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収穫前に試食をどうぞ!とサプライズ✨
にっこり、満面の笑みで試食していました。
 
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大きないちごはないかな~?と保護者の方とあちこちキョロキョロ。
上手に収穫していました💕
 
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話を伺ったところ、去年も参加してくれた子もいました!
去年はあまりに美味しくて、帰りの車の中で全部食べちゃったとか。
今日もたくさん収穫してくださいね!
 
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みなさん、雪深い中ありがとうございました!⛄
カップいっぱいの真っ赤ないちご、食べるのが楽しみですね。
 
さて、センターでは、これから市内の一部施設を対象にしたいちごの収穫体験がはじまります。
どんな感じになるのか、今からドキドキしてしまう私でした。

〔 416文字 〕

秋田の寒天文化の謎に迫る~その2~

No. 1176 〔2年以上前〕 , 市内・食・農など , by 食と農ブログ Icon of admin
こんにちは、食農推進課のSです!
早くも第2弾、今回も秋田の寒天文化の謎に迫ります‼
※繰り返しますが、一次・二次資料が見つからないため、あくまでも私の推測によるものです。
 
秋田の寒天文化の謎に迫る~その1~
 
前回は「盆地の横手にどうやって寒天がたどり着いたか」、ということを考察してみました。
続いて、どうして横手に寒天文化が根付いたのかを、寒天の性質と一緒に考えてみたいと思います!
 
* * *
 
①保存食に最適
雪深い横手では、冬期に保存できる食料は貴重な存在。
そして、寒天は材料も、作ったものも、長期保存が可能な食品です。
砂糖がたっぷり入った寒天は、冬期の重要なエネルギー源だったことでしょう。
 

②常温で固まる
寒天の特徴といえば…そう、「常温で固まる」こと!
常温で固まり、常温で溶けない。
冷蔵庫がなかった/高価だった時代、材料さえあれば誰でも作ることができました。
 
 
③使用する材料
寒天の材料といえば、くるみ、干しシイタケ、卵、などなど。(もちろんたっぷりのお砂糖もです)
昔の一般家庭でも、比較的手に入りやすい材料で寒天が作られていました。
 
* * *
 
・保存食として最適
・作りやすい
・シンプルな材料
 
この3点が主なポイントだと思われます。
さらに、横手にはもともと甘~い食文化がありました。
砂糖をたっぷり使う寒天と相性抜群だったのでしょう。
 
その3に続く!!

〔 634文字 〕

いまが旬!アスパラ菜!

No. 1175 〔2年以上前〕 , 市内・食・農など , by 食と農ブログ Icon of admin
みなさんこんにちは、食農推進課のSです!
 
本日、かまくらFMの番組取材に同行してきました。
今回のテーマは「アスパラ菜」。
 
こちらのお野菜です🌼🌼🌼
 
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実は、アスパラ菜をほとんど見かけたことがない私です。
でもこの花の形、どこかで見かけたことがあるような…?
 
と、思い出しました!
昨年3月にブログで紹介した、のらぼう菜 です!
(もう7か月経つんですね。時の流れは早い…)
 
調べたところ、アスパラ菜ものらぼう菜も同じアブラナ科。通りで似ているわけです🌼
 
今回お伺いしたのは、JA秋田ふるさとアスパラ菜部会にも所属している佐藤淳美さんのハウスです。
 
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アスパラ菜は、見た目と食感がアスパラに似ているということで名づけられた野菜です。
まさかのアスパラガスとは無関係ということにびっくり!
 
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アスパラ菜は花も葉っぱも茎も、丸ごと全部食べられる野菜。
クセがなく、ほんのりとした甘みがあるため、とても食べやすいとのこと!
 
「横手のおいしいみっけ」、放送は1/24(月)の朝7時30分より!
後日、食と農からのまちづくりHPにも音源を掲載しますので、ぜひ聞いてみてください。

〔 522文字 〕

秋田の寒天文化の謎に迫る~その1~

No. 1174 〔2年以上前〕 , 市内・食・農など , by 食と農ブログ Icon of admin
みなさんこんにちは、食農推進課のSです!
最近、公私ともに「寒天」に触れる機会が多い私です。
(先日は某朝のテレビ番組でも寒天が紹介されていましたね)
 
しかし、よくよく(?)考えてみると、横手市は盆地。海が周囲にありません。
なぜ秋田、特に県南地域では寒天文化が栄えたのか!?
意気揚々と調べてみると……なんと、見つからない!?!?!
 
ネットで調べてみても、そういった本を探そうとしても、
「なぜ秋田県に寒天文化が根付いたのか」という答えが全然・全く・何も見つかりません。
 
 
そこで、なぜ秋田に寒天文化が根付いたのか?をテーマに、色々と考えていきたいと思います。
こちらは、すべて私の個人的な考えによるものです。
 
 
* * *
 
 
①寒天の誕生
「寒天」はところてんから生まれた、日本の発明品です。
江戸時代の京都にて、ところてんを外に出していたところ、夜の寒さで凍ってしまい、それが日中には溶けて水分が抜け、カラカラに乾いてしまった…というのが「寒天」のはじまりとされています。(諸説あります)
 
寒天と命名したのは、黄檗宗(おうばくしゅう)の隠元和尚と言われています。
「寒い空」と「寒晒しのところてん」という言葉をかけて、「寒天」と命名しました。
余談も余談ですが、隠元和尚はインゲンマメを日本に持ち込んだともされています。
 
 
②秋田と寒天
「昆布ロード」と呼ばれる、北前船の航路があります。
多くの地に昆布をもたらしたこの船に乗って、日持ちのする寒天も秋田にやってきたのではないでしょうか。
さらに、横手には雄物川という舟運盛んな川もありました。
 
・北前船が昆布ロードにて寒天を運ぶ
・寒天を秋田におろす
・雄物川で横手に運ばれる
 
もしかしたら、こんなルートだった…のかも!?※あくまで推測です。
雄物川で横手から米を運んで、帰りは寒天や昆布を積んできたのでしょうか。
 
当時、高価な砂糖をたっぷり使う寒天は、ハレの日にだけ食べる特別なものだったに違いありません。
 
 
* * *
 
 
まとめてみると、奥が深いです寒天文化。
詳しい方、ご連絡お待ちしております!
 
「その1」はここまで!次回をお楽しみに!

〔 951文字 〕

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