No.299

カドに恋して

No. 299 〔12年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
こんにちは!自分大好き、お肉大好き、かなちゃんです。
これは、前々から言っていることですが、私はこの世の中で“肉”が一番好きです。
肉だったら無限に食べられる自信がありました。

だが、しかし!!!

よもや自分にこんなことが起きるとはゆめゆめ思っていなかったのですが、最近、そう・・・、それは40も近くなったあたりから、肉を食べると若干胸焼けのような現象が出るようになってきたのです。
ま、まさかっ、この私が!?!

代わりに、かつてあまり魅力を感じることがなかった“魚”が美味しいと思うようになってきたのです。

特に、最近ハマッているのが、「カドの糠(こぬか)漬け焼き」です。
ハマッてるというより、はっきり言って、恋してます(〃∇〃)

カドというのは魚のニシンのこと。
実は、私はこれまで「カド」という呼び方は「ニシン」の方言だと思っていました。
しかし、ネット等で調べてみると、「ニシン」の本名はアイヌ語の「カド」、カドの子がなまって数の子(かずのこ)だというのです。
「カド」のほうが正式な呼び方なんですって!

さて、この、「カドの糠(こぬか)漬け」ですが、冬から春にかけて、スーパーの鮮魚コーナーや直売所に並びます。カドにぎっしりこぬかをまぶし、唐辛子が添えられているのがスタンダードです。
食べるときは、こぬかを取り除いて焼きます。そうすると、カドに適度な塩気と甘みが染み込んだ、えもいわれぬ美味しい焼き魚になるのです。

最近、近所のおばちゃんから、「自家製 カドの糠(こぬか)漬け」をいただきました。

202302201014501-admin.jpg

お腹に数の子がぎっしり詰まったカド。

このおばちゃんが作るこぬか漬けは、私の好みにぴったりなんです。
しょっぱすぎず、甘すぎず、絶妙なバランス。
糠(こぬか)の甘みと香ばしさが、うめっ!


これぞ昔ながらの庶民の味!

20230220101450-admin.jpg

脂がのっておいしそー。そして魚卵好きを唸らせる、ぎっしり詰まった数の子。
パーフェクト!

魚を糠(こぬか)に漬け込むことで、長い冬を乗り越える保存食として昔から雪国に受け継がれてきたカドの糠(こぬか)漬け。
今、塩麹など、昔ながらの発酵食品が注目されています。ぬか漬けは豊富な栄養素を持ち、健康にも美肌にも効果があるといわれています。

そうだなぁ、私もこれまでの極端な肉偏重主義を改めよう。

ニシンの旬は春。春を告げる魚といわれています。
これからの季節だったら、焼きもいいけど、「カドかやき(貝焼き)」もいいなあ。
ひろっことカドと豆腐を味噌仕立てでいただく。

うぉーっ!猛烈に食べたい!!!
ひろっことカド、秋田の春を味わうならこれで決まりでしょう。

〔 1119文字 〕

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