No.223, No.222, No.221, No.220, No.219, No.218, No.217[7件]
今生まれたての小さな芽、見ーつけた。
この小さな芽、一体何の芽でしょうか。
よく晴れた4月のとある日、私は横手市実験農場に出かけました。
いつもいるはずの作業員さんたちの姿が見えません。どこにいるんだろうとハウスの中をのぞいてみると・・・、いました、いました!
みなさん下を向いて、一言も喋らず、ピンセット片手にただ黙々と作業をしています。
いつもはデカイ声と笑い声のかなちゃんも自然と声が小さくなり、
「今、何してるんですか~。」と小声でささやいてみました。
今、実験農場ではトマトの播種(種まき)作業真っ盛りだそうです。
皆さんが、一粒一粒丁寧にポットの中に蒔いているのは・・・、
じゃじゃーん!今や横手市特産品の顔、一押し商品シシリアンルージュです!
ふぉ~っ!!!種ってこんなに小さいんだぁーーー!
かなちゃんの驚いた声で、一瞬にしてどっかに飛んでいってしまうほど、小さい小さい種です。
かなちゃんも種まきに初挑戦!
くしゃみとかしないように、鼻息で飛んでいかないように慎重に蒔きます。
私が蒔いたところだけ芽が出てこなかっらどうしよう・・・。
夜な夜なトトロの芽が出る踊りでもしようかしら・・・。
無事に芽が出るよう念を込めて蒔きました。
ハウスの中を見渡すと、芽が出たばかりのもの、ちょっと成長したもの、もう農家さんに手渡すことができる状態のものなど、様々な段階のシシリアンルージュを見ることができました。
ここ、横手市実験農場から昨年は約1600本の苗が横手市内の農家さんの手に渡っていきます。
今年もきっと真夏の太陽に負けないくらいの真っ赤な実が鈴なりに生ることでしょう。
今後も、真っ赤な宝石「シシリアンルージュ」から目が離せませんね!
「食と農からのまちづくり」ホームページのトップ画面も、シシリアンルージュの苗作り作業の様子です。そちらも併せてご覧くださいね。
http://www.syoku-yokote.com/
はじめまして!GOです!
4月からマーケティング推進課に配属となりました。これからヨロシクお願いします!
とはいうものの、ワタシはまったくの味音痴で、横手の食をPRできるか不安です。食べ物の話題になったとき、「○○うめど♪」と言っても、友達や職場の先輩に「GOの舌はあでになんねがらなぁ~・・・」と言われる始末。通信簿に味覚の欄があれば、確実に5段階評価の1です。
そんなワタシですが、評価1の部分をあますことなくフル回転して、前にGO!しますので、応援よろしくです!!
4月からマーケティング推進課に配属となりました。これからヨロシクお願いします!
とはいうものの、ワタシはまったくの味音痴で、横手の食をPRできるか不安です。食べ物の話題になったとき、「○○うめど♪」と言っても、友達や職場の先輩に「GOの舌はあでになんねがらなぁ~・・・」と言われる始末。通信簿に味覚の欄があれば、確実に5段階評価の1です。
そんなワタシですが、評価1の部分をあますことなくフル回転して、前にGO!しますので、応援よろしくです!!
はじめまして、「ヒデくん」です。
今年度より、横手市役所産業経済部マーケティング推進課に配属となりました。
啓蟄を過ぎた頃から、日ごとに春めいた感じがしてきましたが、「三寒四温」油断は大敵です。
東北太平洋沖地震により、甚大な被害を受けた被災者の皆様には、一日も早い復興を祈るとともにに、同じ東北魂をもつ人間として、閉塞感を打開する強気な業務姿勢が必要と感じられました。
「綸言汗の如し」 とは、一度言った言葉は、汗のように元に戻ることはできない例えであり、「前へ」の姿勢を貫き、「攻め」の業務を一貫しようと硬く誓ったエイプリルフールです。
若葉マークの「ヒデくん」を乞うご期待あれ!
今年度より、横手市役所産業経済部マーケティング推進課に配属となりました。
啓蟄を過ぎた頃から、日ごとに春めいた感じがしてきましたが、「三寒四温」油断は大敵です。
東北太平洋沖地震により、甚大な被害を受けた被災者の皆様には、一日も早い復興を祈るとともにに、同じ東北魂をもつ人間として、閉塞感を打開する強気な業務姿勢が必要と感じられました。
「綸言汗の如し」 とは、一度言った言葉は、汗のように元に戻ることはできない例えであり、「前へ」の姿勢を貫き、「攻め」の業務を一貫しようと硬く誓ったエイプリルフールです。
若葉マークの「ヒデくん」を乞うご期待あれ!
こんにちは、ながぴろです。
昨日と打って変わって、今日は良い天気ですね。
平成22年度は、猛暑に、豪雪、そして大地震と大変な年になりました。
そんな、昨今ですがながぴろは決して、ガソリンスタンドには無駄に並ばず、買いだめもせず、買い控えもせず、出来るだけ普通に暮らすように努力しています。でも、節電だけは心掛けていますよ。
ところで、3月某日、遅ればせながら噂のご当地グルメ「よこてバーガー」なるものを食して来ました。ご存知とは思いますが、バーガーのパテには横手和牛か横手平鹿シルクポークが100%使用されています。よって、地産地消料理なのです
「よこてバーガー」は新聞やTVで紹介されています。非常に気になってはいましたが、なかなか行けなかったの。
今回のオーダーは思い切って「ビーフチーズバーガー 」。ドリンクは寒かったのでカフェラテをチョイス。小学生の子供がポークバーガーをテイクアウトしていました。ポークも気になる・・・
待つこと約10分、待ちに待ったご当地バーガーが登場です。
かぶりつきたい衝動をぐっと押さえ、まずは記念撮影。
ラテの具合がまた良い感じ。
まずはガブリとひとくち頂きます。
やたらとひとくちが大きくてすみません。
バンズとパテとミートソースとチーズが口の中でひとつになり素敵なハーモニーを奏でますビーフ独特のフレーバーが口に中に広がります。
見た目のボリュームをものともせずあっさりと完食
食材が良いせいもしれませんね。
それとラテが美味い。バーガーは決して濃い味付ではなかったですね。次回は、ポークバーガーに挑戦したいと思います
お店は横手駅前の「よこてイースト」の中にある「BLISS COFFEE」です。
前面ガラス張りで明るいお店でした。道行く人を眺めながら、日常生活を忘れホッと一息入れるにはとても居心地の良い空間ですよ。
昨日と打って変わって、今日は良い天気ですね。
平成22年度は、猛暑に、豪雪、そして大地震と大変な年になりました。
そんな、昨今ですがながぴろは決して、ガソリンスタンドには無駄に並ばず、買いだめもせず、買い控えもせず、出来るだけ普通に暮らすように努力しています。でも、節電だけは心掛けていますよ。
ところで、3月某日、遅ればせながら噂のご当地グルメ「よこてバーガー」なるものを食して来ました。ご存知とは思いますが、バーガーのパテには横手和牛か横手平鹿シルクポークが100%使用されています。よって、地産地消料理なのです
「よこてバーガー」は新聞やTVで紹介されています。非常に気になってはいましたが、なかなか行けなかったの。
今回のオーダーは思い切って「ビーフチーズバーガー 」。ドリンクは寒かったのでカフェラテをチョイス。小学生の子供がポークバーガーをテイクアウトしていました。ポークも気になる・・・
待つこと約10分、待ちに待ったご当地バーガーが登場です。
かぶりつきたい衝動をぐっと押さえ、まずは記念撮影。
ラテの具合がまた良い感じ。
まずはガブリとひとくち頂きます。
やたらとひとくちが大きくてすみません。
バンズとパテとミートソースとチーズが口の中でひとつになり素敵なハーモニーを奏でますビーフ独特のフレーバーが口に中に広がります。
見た目のボリュームをものともせずあっさりと完食
食材が良いせいもしれませんね。
それとラテが美味い。バーガーは決して濃い味付ではなかったですね。次回は、ポークバーガーに挑戦したいと思います
お店は横手駅前の「よこてイースト」の中にある「BLISS COFFEE」です。
前面ガラス張りで明るいお店でした。道行く人を眺めながら、日常生活を忘れホッと一息入れるにはとても居心地の良い空間ですよ。
季節は冬へ逆戻り。明日明日4月とは到底思われないような冬空です。
こんにちは。
シャトーかなちゃんです。
今回から「大森ワイン」について語るときは、この名前でいこうかと思っていますので、以後お見知りおきを。
さて、大森ワインの醸造元であるメルシャン(株)のHP「ワイナリレポート」で、大森ワインについて触れていましたので皆さんにもご紹介します。
ご覧いただければお分かりになると思いますが、そのレポートの内容は恐ろしく素晴らしいもので、大森ワイン激ファンのシャトーかなちゃんにとっては、身震いするほど感激するものでした。
ドイツワインを代表する「リースリング」。
そのドイツワインの最頂点を極めるワインの造り手がエゴン・ミュラー氏。
そのエゴン・ミュラー氏が、「シャトー・メルシャン 大森リースリング」と「大森のあわ」をテイスティングし、高評価してくださったのです。
「エゴン・ミュラー氏 来日!」
http://blog.chateaumercian.com/fun/winer...
ところで、昨年10月に発売された「シャトー・メルシャン 大森リースリング」(1000本限定)と「大森のあわ」を皆さんはもうお飲みになりましたか?
シャトーかなちゃんは当然どちらも飲みましたが、そのコメントは・・・、
「大森ワインロードを吹きぬける爽やかな風を思わせる味でうめっ!」
(コメント:シャトーかなちゃん)
横手市内でもかなり品薄になってきていますが、まだ入手可能です。
まさに「神の雫」を造りだすエゴン・ミュラー氏が、「ドイツのリースリングを思わせるような特徴が表現されている。」と称した大森ワインをぜひご賞味くださいませ。
こんにちは。
シャトーかなちゃんです。
今回から「大森ワイン」について語るときは、この名前でいこうかと思っていますので、以後お見知りおきを。
さて、大森ワインの醸造元であるメルシャン(株)のHP「ワイナリレポート」で、大森ワインについて触れていましたので皆さんにもご紹介します。
ご覧いただければお分かりになると思いますが、そのレポートの内容は恐ろしく素晴らしいもので、大森ワイン激ファンのシャトーかなちゃんにとっては、身震いするほど感激するものでした。
ドイツワインを代表する「リースリング」。
そのドイツワインの最頂点を極めるワインの造り手がエゴン・ミュラー氏。
そのエゴン・ミュラー氏が、「シャトー・メルシャン 大森リースリング」と「大森のあわ」をテイスティングし、高評価してくださったのです。
「エゴン・ミュラー氏 来日!」
http://blog.chateaumercian.com/fun/winer...
ところで、昨年10月に発売された「シャトー・メルシャン 大森リースリング」(1000本限定)と「大森のあわ」を皆さんはもうお飲みになりましたか?
シャトーかなちゃんは当然どちらも飲みましたが、そのコメントは・・・、
「大森ワインロードを吹きぬける爽やかな風を思わせる味でうめっ!」
(コメント:シャトーかなちゃん)
横手市内でもかなり品薄になってきていますが、まだ入手可能です。
まさに「神の雫」を造りだすエゴン・ミュラー氏が、「ドイツのリースリングを思わせるような特徴が表現されている。」と称した大森ワインをぜひご賞味くださいませ。
みなさんはご存知でしたか?
ビールの原料であるホップの生産量において、横手市が平成19年から22年まで4年連続生産量日本一に輝いたことを!
横手市では昨年、ホップの生産振興・価値向上・消費拡大という3つの柱を軸とした「横手・ホップ・プロジェクト」を始動しました。
横手産ホップを100%使用しているキリンビール社さんに、4年連続日本一に輝いたことを祝し、今後も横手のホップ農家を応援してくださるとのことで、このたびポスターを製作していただきました。
じゃじゃーん!これです。
現在、横手市の大雄と黒川で64戸のホップ農家が栽培しています。
画像が小さくてお分かりづらいと思いますが、生産農家さんの笑顔がとても素敵です。
この笑顔が詰まったビールはどれだけおいしいことでしょう。思わず喉がゴクッと鳴ってしまいます。
横手産ホップ使用のビールを製造しているキリンビール仙台工場は、この度の地震により貯蔵タンクが倒壊するなど甚大な被害を受け厳しい状況に直面しています。
これまで横手を応援くださったキリンビール社さんに、今度は横手からエールを贈りたいと思います。
日本一に輝く横手のホップは市民の自慢です。
キリンビールで地産地消!
地産地消でみんな元気になろう!
元気を届けよう!
ビールの原料であるホップの生産量において、横手市が平成19年から22年まで4年連続生産量日本一に輝いたことを!
横手市では昨年、ホップの生産振興・価値向上・消費拡大という3つの柱を軸とした「横手・ホップ・プロジェクト」を始動しました。
横手産ホップを100%使用しているキリンビール社さんに、4年連続日本一に輝いたことを祝し、今後も横手のホップ農家を応援してくださるとのことで、このたびポスターを製作していただきました。
じゃじゃーん!これです。
現在、横手市の大雄と黒川で64戸のホップ農家が栽培しています。
画像が小さくてお分かりづらいと思いますが、生産農家さんの笑顔がとても素敵です。
この笑顔が詰まったビールはどれだけおいしいことでしょう。思わず喉がゴクッと鳴ってしまいます。
横手産ホップ使用のビールを製造しているキリンビール仙台工場は、この度の地震により貯蔵タンクが倒壊するなど甚大な被害を受け厳しい状況に直面しています。
これまで横手を応援くださったキリンビール社さんに、今度は横手からエールを贈りたいと思います。
日本一に輝く横手のホップは市民の自慢です。
キリンビールで地産地消!
地産地消でみんな元気になろう!
元気を届けよう!
未曾有の大災害。
今、私にできることはなんなのか。
国内観測至上最大級の規模を記録した東北地方太平洋沖地震。
たった一日の停電に右往左往。
その不便さ、不安感は今まで経験したことがないくらい大きなものでした。
電気が復旧し、テレビから流れてくる被災地の映像は、余りにも悲惨で、ただ、ただ言葉を失うばかり。
今、自分が生きていること、電気、ガス、水道が使えることは、あたりまえのことだと思っていたのに、失ってはじめてそれがあたりまえのことでないと気づかされました。
今、自分が置かれている状況は被災地の方に比べたら余りに幸せです。
多少の不便には耐えよう、小さいながらも、今自分にできることは何かと問いかけながら日々生活しています。
今年は1月に、これまた観測至上最高の積雪量を記録し、県内一の果樹王国を誇る横手の果樹園への被害は深刻なものになりました。
今、果樹農家さんが一番欲しているのは『人手』だということがアンケート調査の結果判明しました。地震の被災地への救援ももちろん必要です。でも、今、身近に横手の『食と農』を支える農家さんがSOSを発している。その状況に私たちも何か手助けをしたいと、横手市と農協では、「果樹雪害対策支援ボランティア」への協力を呼びかけ、15日~17日の3日間、ボランティアによる手助けを実施しました。
私が向かった先は、平鹿町醍醐の野中地域と馬鞍地域の2箇所です。
雪の多さに呆然。
そして、リンゴの木を目の当たりにし、その被害の大きさに絶句。
リンゴの木から悲鳴が聞こえてくるようです。
「今、重い雪を退かせてあげるからね。」という思いで向かったものの、果樹農家さんからは、「ほとんどの樹はもうだめだ。雪が消えたら半分は切ろうと思ってる。折れていない樹を探して作業してください。」と言われ、折れていない樹を探すが・・・、ない。
私の心も折れそうになりました。
なんとか助かりそうな樹を探し、雪を掘って枝を出す。
スコップで枝を傷つけないよう、手で丁寧に雪を取り除きます。
枝が出てくると、私の重い心も少しだけ軽くなります。
私が必死で雪を取り除いたりんごの樹は、雪が解けたら切ってしまう樹だと農家さんが言いました。
「何にもお役に立てなくてすみません。」
私は自分の無力さに、自分が腹立たしくなりました。
そんな私に農家のお母さんは、「あなたが、慣れない作業の中、一生懸命やってくれたのは伝わったから。ありがとうなぁ。」
そう言って、私の肩をポンとたたき雪の中を力強く歩いていきました。
その後姿は、少しもこの厳しい状況に打ちひしがれている様子はなく、むしろ力強く立ち向かっているようなパワーを感じました。
そして、重く降り積もった雪の下でも新しいいのちが芽吹いていました。
降り積もった雪の中を歩くのは、時に足を取られたり、ぬかったりと、前に進むのに時間も、体力もかかります。
私は、樹園地からの帰り道、何度も雪に足を取られ、つまずきながらも次の一歩を力強く踏み出そうと心に誓いました。
今、私にできることはなんなのか。
国内観測至上最大級の規模を記録した東北地方太平洋沖地震。
たった一日の停電に右往左往。
その不便さ、不安感は今まで経験したことがないくらい大きなものでした。
電気が復旧し、テレビから流れてくる被災地の映像は、余りにも悲惨で、ただ、ただ言葉を失うばかり。
今、自分が生きていること、電気、ガス、水道が使えることは、あたりまえのことだと思っていたのに、失ってはじめてそれがあたりまえのことでないと気づかされました。
今、自分が置かれている状況は被災地の方に比べたら余りに幸せです。
多少の不便には耐えよう、小さいながらも、今自分にできることは何かと問いかけながら日々生活しています。
今年は1月に、これまた観測至上最高の積雪量を記録し、県内一の果樹王国を誇る横手の果樹園への被害は深刻なものになりました。
今、果樹農家さんが一番欲しているのは『人手』だということがアンケート調査の結果判明しました。地震の被災地への救援ももちろん必要です。でも、今、身近に横手の『食と農』を支える農家さんがSOSを発している。その状況に私たちも何か手助けをしたいと、横手市と農協では、「果樹雪害対策支援ボランティア」への協力を呼びかけ、15日~17日の3日間、ボランティアによる手助けを実施しました。
私が向かった先は、平鹿町醍醐の野中地域と馬鞍地域の2箇所です。
雪の多さに呆然。
そして、リンゴの木を目の当たりにし、その被害の大きさに絶句。
リンゴの木から悲鳴が聞こえてくるようです。
「今、重い雪を退かせてあげるからね。」という思いで向かったものの、果樹農家さんからは、「ほとんどの樹はもうだめだ。雪が消えたら半分は切ろうと思ってる。折れていない樹を探して作業してください。」と言われ、折れていない樹を探すが・・・、ない。
私の心も折れそうになりました。
なんとか助かりそうな樹を探し、雪を掘って枝を出す。
スコップで枝を傷つけないよう、手で丁寧に雪を取り除きます。
枝が出てくると、私の重い心も少しだけ軽くなります。
私が必死で雪を取り除いたりんごの樹は、雪が解けたら切ってしまう樹だと農家さんが言いました。
「何にもお役に立てなくてすみません。」
私は自分の無力さに、自分が腹立たしくなりました。
そんな私に農家のお母さんは、「あなたが、慣れない作業の中、一生懸命やってくれたのは伝わったから。ありがとうなぁ。」
そう言って、私の肩をポンとたたき雪の中を力強く歩いていきました。
その後姿は、少しもこの厳しい状況に打ちひしがれている様子はなく、むしろ力強く立ち向かっているようなパワーを感じました。
そして、重く降り積もった雪の下でも新しいいのちが芽吹いていました。
降り積もった雪の中を歩くのは、時に足を取られたり、ぬかったりと、前に進むのに時間も、体力もかかります。
私は、樹園地からの帰り道、何度も雪に足を取られ、つまずきながらも次の一歩を力強く踏み出そうと心に誓いました。