No.223
今生まれたての小さな芽、見ーつけた。
この小さな芽、一体何の芽でしょうか。
よく晴れた4月のとある日、私は横手市実験農場に出かけました。
いつもいるはずの作業員さんたちの姿が見えません。どこにいるんだろうとハウスの中をのぞいてみると・・・、いました、いました!
みなさん下を向いて、一言も喋らず、ピンセット片手にただ黙々と作業をしています。
いつもはデカイ声と笑い声のかなちゃんも自然と声が小さくなり、
「今、何してるんですか~。」と小声でささやいてみました。
今、実験農場ではトマトの播種(種まき)作業真っ盛りだそうです。
皆さんが、一粒一粒丁寧にポットの中に蒔いているのは・・・、
じゃじゃーん!今や横手市特産品の顔、一押し商品シシリアンルージュです!
ふぉ~っ!!!種ってこんなに小さいんだぁーーー!
かなちゃんの驚いた声で、一瞬にしてどっかに飛んでいってしまうほど、小さい小さい種です。
かなちゃんも種まきに初挑戦!
くしゃみとかしないように、鼻息で飛んでいかないように慎重に蒔きます。
私が蒔いたところだけ芽が出てこなかっらどうしよう・・・。
夜な夜なトトロの芽が出る踊りでもしようかしら・・・。
無事に芽が出るよう念を込めて蒔きました。
ハウスの中を見渡すと、芽が出たばかりのもの、ちょっと成長したもの、もう農家さんに手渡すことができる状態のものなど、様々な段階のシシリアンルージュを見ることができました。
ここ、横手市実験農場から昨年は約1600本の苗が横手市内の農家さんの手に渡っていきます。
今年もきっと真夏の太陽に負けないくらいの真っ赤な実が鈴なりに生ることでしょう。
今後も、真っ赤な宝石「シシリアンルージュ」から目が離せませんね!
「食と農からのまちづくり」ホームページのトップ画面も、シシリアンルージュの苗作り作業の様子です。そちらも併せてご覧くださいね。
http://www.syoku-yokote.com/
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