No.75

山内のいものこ

No. 75 〔15年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
以前のブログで、「なべっこ遠足」のことに触れたことがあるような・・・。
山形で言う「芋煮会」的なものを横手では「なべっこ遠足」と言います。
その味付けは醤油か味噌か・・・。
この話をすると決着がつかなくなるのでスルーしましょう。

今日はその中身のお話。
そう!なべっこ遠足の主役「いものこ汁」のいものこにスポットを当てていきたいと思います。

里芋のことをここら辺では「いものこ」と言います。
芋の子どもだからなのか?
さして重要じゃないところについついささってしまうのがかなちゃんの悪い癖です。

おいしいいものこの産地として知られている山内地域におじゃましました。

202302151253552-admin.jpg

うぉー!トトロが雨宿りしている時の葉っぱだ!
いえいえ、これはいものこの葉っぱです。
この葉っぱの下に芋の子どもがいるんだなぁ。

掘ってみて新たな事実が判明しました。
子どものみならず、親、子ども、孫まで存在することが明らかになりました。
「いものこ家族」です。

202302151253551-admin.jpg

しかも!一番外側の孫が一番栄養を蓄えていておいしいと言うじゃありませんか。
世の中のものは大抵少々年を重ねたほうが脂がのっておいしくなるような気がしますが、いものこの世界はそうではなかった・・・。
でも考えてみると、やっぱり人間の世界も一緒で孫は一番かわいがられるもんね。
親から子へ子から孫へ、 その栄養分は孫へと受け継がれてゆくものなんですね。

いものこの家族構成について熱く語ってしまいましたが、肝心の味ですが、これについてはもっと熱くなっちゃいます。

山内のいものこは食べると口の中でとろ~んととけて、粘りもあり、本当に
うめっ!!!
芋とつくもの数多くあれど、山内のいものこは別格です。
大地の温もり、恵みが凝縮したような味です。

それが、いものこ汁に入れば・・・、

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幸せ~♪♪♪

醤油でも味噌でも、子でも孫でも全部うめっ!

結論がこれかよーーーっ!とお思いの皆様、
とにかく一度食べてみてたんしぇ!

〔 848文字 〕

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