No.284

いつもの年末年始

No. 284 〔12年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
新年 あけましておめでとうございます。

元日の朝から、餅を腹いっぱい食べて大満足かなちゃんです。

さて、大晦日、元旦と皆さまは、どこでどのように過ごされましたか?

私はいつもと変わらずです。大晦日に大掃除をちょこっとだけして、年越しのごっつぉをちょこっとだけ作り、あとは恒例の紅白歌合戦を観て、「あ~、やっと紅組勝ったよ」などといいながら年越しそばを食べ、年末ジャンボ宝くじの当選発表を見ては落胆し、「いい初夢が見れますように」と祈りながら眠りに就くという、何事もなく穏やかな年末年始を過ごしました。

激動の2011年を過ごした今、「いつもどおり」が一番幸せだと身にしみて感じます。

いつもどおりといえば!
家では、代々、正月は“鯉”と決まっています。っていうか、大晦日も“鯉”です。つまり一年の始まりと終わりが“鯉”。どんだけ、鯉に恋してる家庭なのでしょう(*´ェ`*)ポッ
ハタハタに目がない我が家の家族も、正月ばかりはハタハタは寿司でいただき、魚料理は「鯉の甘煮」なのです。

いつも食べたいものではありませんが、「これは本当に魚料理か!?」と思うほどの強烈な甘さ、そして、ちょっと油断するると喉に骨が刺さってしまうんじゃないかと慎重さを必要とするスリル感を、なぜか年末年始にかけて急に欲してしまうのです。

また、鯉の甘煮に次いで必ず登場するのが「でゃご煮物」
大根をメインとした煮物です。
私は、子どもの頃からこの「でゃご煮物」という食べ物に次の疑問を抱いていました。

1.おでんとの違いが明確でない。
2.氷が張っているんじゃないかと思うほどの冷たい状態で食べる。

1については未だにはっきりしません。入っている具材もほぼおでんと一緒です。ただ、かあさん曰く、「でゃご煮物」は煮干しで出汁をとること、きのこや山菜のサクが入るらしいのです。そして、決定的なのは玉子が入らないことだそうです。ん~、確かに・・・、おでんに山菜は入らないもんな。かなりグレーゾーンですが、まぁ正月だし良しとしましょう。

では、2はどうでしょう。
年末年始の時期は身も凍えるような寒さ。温かい食べ物で体の芯から温まりたいというのが心情でしょう。

なのに!なぜ?
歯にしみて、頭がキーンとなるほど冷たい煮物を食べるのでしょう。
父親に聞いたところ、「でゃご煮物」は冷たい方が大根に味が染みておいしいからだそうです。
かなり個人的な理由で理解に苦しみます。誰か理由を知っている方、教えてくださーい。

そして、最後に。
いつもどおりといえば、正月休みに増量することΣ( ̄ロ ̄ll) ガーン

このことは、近年あまりにも定番化しており、特段驚くことでもないのですが、一年一年の積み重ねはいつしか強大な力を持って自分自身に襲い掛かります。こればかりはいつもどおりにならぬよう気をつけねば・・・。

そんなこんなで、2012年も幕を開けました。
皆さまにとって、そして私にとって素晴らしい一年になりますように!

本年も、食と農からのまちづくりを推進しております横手市と、食いしん坊に歯止めが利かないかなちゃんをどうぞよろしくお願いいたします。

〔 1331文字 〕

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