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シッケで交流

No. 137 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
横手市と韓国は発酵食品を通じて様々な交流を行っています。
今日は韓国ソウル在住で横手市と親交の深い朴(パク)さんがいらっしゃて、「シッケ」の作り方を教えてくださいました。

シッケ?

横手では「酸っぱい」を表現するとき「シッケ」と言いますが、何か酸っぱい食べ物のことなのかしら・・・。

「シッケ」と発音するときのアクセントの位置が横手の「シッケ」と違って、韓国のはにアクセントがつき、横手のはにつきます。

韓国の「シッケ」は朝鮮半島伝統の飲み物で、米ジュース、甘酒とも呼ばれているものだそうです。
シッケは、もち米に麦芽を入れて作った発酵食品で、お祭りの時や、食事をたくさんとった時に口をサッパリさせるデザートとして飲むんだそうですよ。

韓国では昔は各家々でシッケを作っていて、それぞれのお宅の味というものがあったそうですが、最近ではこのように手軽に飲めるように缶ジュース感覚で売られているそうです。

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缶の絵はやっぱり甘酒っぽい。

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麦芽粉を水でよく揉んで抽出水を作っています。これに炊いたもち米を入れて発酵させるのです。

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この抽出した水が透き通るまでしばらく待ちます。

かなりしばらく待たなければいけないそうなので、缶に入っているシッケと朴さんからのお土産のお菓子をいただくことにしました。

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あれっ?あれあれ・・・、これ甘酒じゃん。
うん、これはかまくらの中で飲む甘酒だぁ!
シッケはシッケぐねくて(酸っぱくなくて)、甘くてうめっ!

違うところと言えば、甘酒よりも口あたりがさっぱりしてて、冷やして飲むとおいしそうなところ。
お風呂上りにキンキンに冷えたシッケを、腰に手を当ててゴクゴク飲んだら最高!だろうなぁ~(*☆▽<)

缶入りの他に朴さん自家製のシッケをいただきました。そちらは缶入りに比べて甘さ控えめで、よりうめっ!

甘酒とシッケは材料も作り方も違うけれど同じような味がする。韓国に昔から伝わるシッケを飲んで、初めてなのに何故か懐かしいような感じがしたし、韓国がまた身近に感じられるようになりました。

残念ながら今日作ったシッケが出来上がるのは夜遅くとのこと・・・。
来週になったら飲むことができるかなぁ。

朴さんは本当に優しそうで、思わず「お母さん」って呼びたくなるような方でした。また横手にいらしてくださいね。ありがとうございました。

〔 1008文字 〕

Thank you!Hong Kong

No. 136 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
2月8日から15日にかけて、マーケティング推進課の最年少、海外担当トマタクが、遠くは香港の中心地、銅鑼湾(コーズウェイベイ)に店を構える高級食料品店「シティ・スーパー」にて横手産品のプロモーションを行なってきました。
 
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(社)横手市観光協会では平成15年から、大沢葡萄ジュースや、あきたこまちを中心に香港に向けた輸出を行なっています。市マーケティング推進課でも今後の販路拡大の取り組みとして、海外でのプロモーション活動を共同して推進しているんです。
 
☆今回のミッション☆
一、香港の消費者へのPRによる横手産品の消費拡大
一、現地バイヤーに横手産品の売込みを行なう
一、現地の景気や食品嗜好などのマーケティングリサーチ  などなど・・・
 
ここには書ききれないくらいのミッションを引っさげ、8日朝、極寒マイナス10℃の横手を出発。気温差35℃の香港に到着したのは深夜となりました。次の日の早朝からいよいよ「香港シティ・スーパー」で開催されたみちのくフェアに参加しました。香港は、旧正月(今年は14日)に向けて盛り上がりを見せました。連日、人・人・人で会場があふれました。

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大沢葡萄ジュースの試飲販売では、豊かな甘みとしっかりした葡萄の風味で、「無加糖・無加水(広東語でモゥカート・モゥカースゥイ)」が香港の皆さんに大うけ。まさに「飛ぶように売れる」との表現がぴったりな売れ行きでした。私も「No sugar! No water! Just pure grape! Japan NO.1 grape juice!おいしいおいしいFrom Japa~n!」と片言の英語で一生懸命プロモーションを行ないました。

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あきたこまちの試食販売では、今回のフェアで偶然に出会った永谷園さんとのコラボで、あきたこまち&お茶漬けスタイルの提案も行なってみました。もともとお粥文化な香港ではスムースに受け入れられ、異文化の地では食べ方の提案もやはり重要で、一ひねり必要であります。ブログをご覧の皆さんで、妙案がありましたらぜひぜひ教えていただければと思います。

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このほかにも、バイヤーさんとの商談や観光誘客関連の企業訪問。販売されている商品の動向調査も行ない、非常に内容の濃い1週間となりました。
 
今回のフェアでは私たち日本人が率直においしい!と感じるものは香港の皆さんにとっても、おいしい!と感じてもらえることがよく分かりました。また、横手の生産者、作り手の皆さんの思いが、たくさんの香港の皆さんの食卓に届けられました。もはや世界はひとつ。グローバル化という言葉自身も古くなってきた昨今。3,000kmあまりの海を越えて横手の「オイシイ!」を届けることができます。市では生産者の皆さんと共に、国内のみならず海外での更なる販路拡大も目指していきます。
 
世界レベルの“Agrifood-City YOKOTE”も夢ではありません!
 
~お知らせ~
今回のフェアの様子が18日(木)午後6時20分からのAKT秋田テレビ「スーパーニュース」で放送される予定です!

〔 1313文字 〕

かまくら大盛況!

No. 135 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
横手は今、雪まつりで大賑わいです。
15、16日は「かまくら」、16、17日は「ぼんでん」のコンクールと奉納です。

ザ・お祭り女 かなちゃんとしては、季節ごとに何かしらお祭りがある横手が大好きです。祭りと聞くとウズウズします。
雪国横手はどちらかというと冬は閉鎖的で暗~いイメージが漂っているような気がしますが、そんなことはありません!冬でも元気なよ・こ・て&かなちゃんです。

15日の夜は、横手清陵学院の中学生、高校生のみなさんと一緒に、かまくらの前でシシリアンルージュとまと鍋を振舞うことにしました。

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まだ空も明るく、準備段階にもかかわらず、お客様がどんどんやってきます。
「とまと鍋だってぇ~、めずらしいね。」と興味深げです。

さて、いよいよ準備も整って開店しま~す!

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関東方面からいらっしゃったこちらの女性の方々は、とってもおいしいと言ってくださいました。しかも!このとまと鍋の一番の売りは、美肌効果抜群!ということなので、女性の方は特に喜んでいただけたのではないでしょうか。あれっ!?もともとお綺麗ですけど、お肌がぷるんぷるんになったのでは!?

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小さなお子様からおじいちゃん、おばあちゃんまでとっても好評だったんですよ。

トマトが苦手というお子様も中にはいらっしゃって、最初食べるのをためらっていたのですが、家族のみんながおいしそうに食べるもんだから、つられて一口。
「おいし~。これなら食べられる。」とうれしいコメントもいただきました。

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清陵学院高校のみなさんは、お餅や甘酒をかまくらの中で振舞いました。
みなさん、ちょっと奥の方を見てください。水神様を祀っている下に小さなかまくらがあるんです。
これは「電子かまくら」だそうでLEDを使用したとてもカラフルなかまくらなんですよ。
超かわいかった(o^∇^o)ノ

とまと鍋、清陵学院の甘酒、おしるこも予想をはるかに上回るスピードで振舞われ、開始から1時間後には鍋が空っぽになってしまいました。

シシリアンルージュを知らない方がほとんどでしたし、とまと鍋という意外な食べ方をしても、とってもおいしいんだってことが伝わってよかったなぁと思いました。

物産コーナーでは横手やきそばに行列ができていて、B1グランプリ人気が続いているようです。

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おっとぉーっ!お馴染みの看板もがんばっていますね。実はこの看板の形は目玉焼きでもあるし、かまくらでもあるんですよ!!!

トトロも待ってるよ~!

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今晩までかまくらまつりはお楽しみいただけます。
まだ行っていないという方、ぜひかまくらの幻想的でおごそかな雰囲気を味わいに行ってみてくださいね。

〔 1135文字 〕

横手のかまくらに おざってたんせ

No. 134 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
皆様ご無沙汰しております。かなちゃんは今週「食と農」フォーラムin横手の開催がありまして、なかなかブログを更新することができませんでした。
(言い訳がましくって|;´・ω・`|ゞ スンマセン)

おかげさまをもちましてフォーラムは大盛況に終わりました。そちらの様子はブログではお伝えしきれないので、今度ホームページにUPします。もうしばらくお待ちくださいね。

さてさて、忙しい日々を送っていたら、気づかぬうちに横手のまちはすっかりかまくらモードになっているではありませんか。

横手地域局の通りにはたくさんのかまくらができていて、ドラえもんも雪とたわむれていましたよ。ドラえもんのこのような姿勢(腹ばい、もしくは飛んでいる)は初めて見ます。ドラえもんもたくさんの子どもたちと一緒に雪にまみれて遊びたいんだろうなぁ。

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横手の「かまくら」とは・・・?
およそ400年の歴史をもつ伝統的な小正月行事です。もとは、子どもたちが雪室の中に神殿を設けて水神様を祀り、なかで子どもたちがおモチを焼いたり、甘酒を飲んだりして遊ぶ民族行事でした。かまくらの大きさや形は時代により変化しており、現在は直径約3.5メートル、高さ約3メートルの大きさのものになりました。祭り期間中は、市内に約100基のかまくらが作られ、その明るく暖かに輝く灯で、街中が幻想的な雰囲気に包み込まれます。
【横手市ホームページより】

かなちゃんも子どもの頃、自分の家の前に兄と一緒にかまくらを作ってそこにトランプや漫画などを持ち込んで、みかんを食べたりして楽しんだものです。かまくらの中は意外にもほっこり温かくって、なんだか落ち着くスペースなんですよね。

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かまくらの中から見た外の景色です。

子どもたちが、かまくらの中から
「あがってたんせ!」 「あまえこ(甘酒)飲んでたんせ!」 と呼びかけて、甘酒やお餅を振る舞います。

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かなちゃんたちも15日の夜、このかまくらの前で、清陵学院高校家庭クラブの皆さんと皆様のお越しをお待ちしております!
(場所は横手地域局近く、「よこて発酵厨房 蔵ら」さんの横)

かなちゃんたちは「シシリアンルージュトマト鍋」を振る舞う予定ですよ。

清陵学院高校家庭クラブの皆さんは何を振る舞うのかな?それは来てみてからのお楽しみということで!

「横手の雪まつりに おざってたんせ~」

横手の雪まつりの詳しい情報は横手市ホームページをご覧ください。
http://www.city.yokote.lg.jp/kakuka/shic...

〔 1128文字 〕

花寿司満開

No. 133 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
先日NHKの「おいしい東北」という番組で横手の発酵食品についてとり上げられていました。
今が旬のいぶりがっこ、果物からできるお酢、そして花ずしです。

花ずし?
聞きなれない言葉かもしれませんが、横手にずっと住んでいる人は「あ~、あれね!」とすぐわかることでしょう。

今日は「花ずし」を作っている平鹿町浅舞の小林富美子さん宅にお邪魔しました。
ちょっと話は逸れますが、小林さん宅の玄関があまりにも素敵だったので、撮影させていただきました。身長が大きくないかなちゃんでも、少し体を小さくしないと戸をくぐることができません。戸口を開くと、真っ直ぐに土間が伸び
ています。

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土間はヒヤッと涼しくてとても昔懐かしい雰囲気です。そこに黄色の桶が並んでいました。どうやら花ずしがその中に入っているようです。

花ずしの正体はこれです。
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きゃーっ、 万華鏡!? パッチワーク!?
規則正しくきれいに並んだお花、これが花ずしです。

花ずしはいぶりがっこと並ぶ横手の代表的な漬物です。
花ずし名人の富美子さんにお話を伺いました。

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花ずしは丸ナスに炊いたもち米、菊の花、南蛮を重ねて作る漬物です。お米を使うことから“すし”と言われています。富美子さんが作る花ずしは、その材料となるナス、菊、南蛮、お米、全て自家製です。つまり花ずし作りは単に漬物を漬けるだけではなく、春の土作りからスタートすることになるんです。花ずしは、何と言ってもナスが命。ナスそのものがおいしくなければ、漬物にしても美味しくできないんだそうです。だから、春からひと時も息を抜くことはできません。

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【こうなってはじめてホッとするんだ~、と微笑んでました。】

中でも、花ずしの出来を左右する下漬けは夏に行われる作業ですが、この作業が実は一番重要で気合が入ります。
夏の作業なのでしょっぱくしないと傷んでしまうし、かと言ってバランスを間違えると色や味が台無しになってしまうそうです。この段階でほぼ出来が決まってしまうため大変神経を使うそうです。その時期、富美子さんは、昼は畑でナスの収穫をし、夜は深夜までナスの下漬け作業が連日続くそうです。

「お茶っこしながらしゃべろ。」と誘ってくださたので、居間に上がらせていただきました。コタツがあったので思わず足を入れようとしたら、
「まで、まで、ベロッと足入れれば大変だど!」と旦那さん。
コタツ布団をたくってみたら、なんとめずらしい!囲炉裏コタツでした。

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その懐かしくも、あったか~いコタツに入っていただく花ずしの味はまた格別です。お茶っこにも合うこと、合うこと。
しょっぱいけど甘い。だけどどちらも強すぎずちょうどいい味。
ごはんやお酒がどんどん進む味です。
お母さ~ん、うめっ!

富美子さん曰く、「農家のお母さんだから作れる味」「工場では出せない味」そのとおりだと思います。
自分が汗水流して畑を耕し、丹精込めて作ったナスだからこそ「美味しくしたい!」という想いがより一層込められるのだと思いました。

富美子さんの想いがこもった手作りの味「花ずし」は、横手市内ではイオンスーパーセンター横手店内「安心畑」で販売しています。ただし、かなり人気商品のため売切れ必至です。
もし運よく巡り合うことがありましたら、農家のお母さんの味をぜひご賞味ください。

〔 1398文字 〕

出前かまくらinソウル

No. 132 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
ゆーきやこんこ♪あられやこんこ♪ダーッ(←後の歌詞につまずいた)

さて、皆様寒い冬元気にお過ごしでしょうか。
今日は、伝統行事【かまくら】を来週に控えたここ横手市より、よっちゃんが話題を提供させていただきます。

まずは、定番となりました本日の一ギャグ
  
雪が結構降りまスノー(snow)。
 
(ちなみに本日車の温度計が-6℃をさしておりました・・・。)
 
さて、今回は、1月22日~24日に開催されました、『出前かまくらinソウル』の話題を皆様にご報告いたしたいと思います。

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【ソウル チョンゲ広場に作られたかまくら】


横手市では【出前かまくら】を平成12年より開催して参りました。今まで、兵庫県、愛知県、神奈川県など全国の様々な場所で開催し、好評をいただいてまいりました。
 
この度は、韓国で大ヒットいたしましたドラマ【アイリス】のロケ地としてのPRも兼ね、韓国にて【出前かまくらinソウル】を開催してまいりました。併せて、ソウルにあります【秋田ダイニング】にて横手の食をPRしてまいりました。

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【会場内では、横手の漬物、りんごジュースなども紹介しました】
 

【秋田ダイニング】にて開催されました『横手DAYS』と称したイベントでは、市内の業者の方からのご協力をいただき『横手やきそば』と『天の戸』と『あまえこ』をソウルの皆様に味わっていただきました。
3日間合計で300名の方々に振舞う事ができました。

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私といたしましては『食は世界の共通語!』という感じがいたしました。
『横手やきそば』、『天の戸』、『あまえこ』ともにご好評をいただきました。
特に『横手やきそば』等は、半熟の目玉焼きをからめるところがクリームパスタみたいというご意見もいただきました。

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日本酒につきましても実は韓国の若い人の間でブームとなっております。
 
あまえこにつきましても、韓国には『シッケ』というお米のジュースがあり、それに似ているという事で、すんなりと受け入れていただきました。
 
食を通して互いの国の共通理解が深まり、仲良くなっていけるとすばらしいですね。
 
今後も、横手の食を世界にも広げるべく課員一同頑張って行きたいと思います。

〔 950文字 〕

懐かしのおやき

No. 131 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
今日は節分です。みなさんのお宅では豆まきをしましたか?鬼役になるのは大抵お父さんかと思いますが、我が家ではある年、父に鬼になってもらい、本気で豆をぶつけたら父が本気で怒ってしまい、それ以来豆まきは封印されました。かなちゃんの心の中には追い出したい鬼が無数にあるけれど、それは私の心がけ次第で追い出せると思うので、今日は恵方巻きでも食べて福を呼びたいと思っています。

先日、大仙市の帰り道、大森町の川西地区を通ったら、かなり気になるのぼりがはためいていました。

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こののぼり旗がないと一見普通のお宅なので通り過ぎてしまいそうになるのですが、「餅」の一文字にかなちゃんは引き寄せられてしまったのです。

ごめんくださ~い。
ちょっぴり開いていた扉から中をのぞくとそこは作業場で、目の前にいきなり「おやきの棚」が立っていました。

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ふぉ~っ!おやきの木だぁ~。

お父さん、お母さん、娘さんの3人で、せっせ、せっせとおやき作りをしています。

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お店らしきものはないのですが、この作業場にお客様がちょこちょこやってきます。注文数も50個、100個とハンパない数です。

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こちらの「佐貫食品」さんは、10年前までお菓子製造を大きくやっていて、おやきだけではなく色々なお菓子を作っていたそうです。でも、年齢のことなど考えて、10年前にお菓子製造を全てやめ、お店をたたむはずだったのですが、お客様からの「佐貫さんのおやきを食べたい」という声のあまりの多さに、おやきだけは作っていこうと覚悟を決め現在に至っています。

「俺だってよぉ、もう81だど。大変なわげよ。」と言いながらも楽しそうに仕事をしているご主人の良雄さん。いつもホワイトボードにご自身で書いた「感謝の心で老道 気力」をモットーに、おやきにその心を込めて、皆さんに笑顔を届けています。

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できたてホヤホヤのおやきをいただきました。
あっちぃーーー!!!
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【もち粉などで作る白い皮、中にはつぶ餡が入っています。うすく油をひいて焼きます。】

もっちもっちーーー!もっちうめっ!
餅好きにはたまらんぜよ。
中のあんが甘すぎないのがまた高ポイントです。
ここのおやきがおいしいと噂を聞きつけて、県北からも買いにいらっしゃるお客様がいるんだそうです。

ご主人は、お客様から「おやきはどこでも売っているけど、ここのおやきほどおいしいのはない。」と言われるのが一番嬉しいそうです。

良雄さんは昔のこともいろいろお話してくださいました。
おやきは12月8日の「病焼(やまいやき)」の日に、病を払うために作って食べたお菓子で、良雄さんが子どもの頃は一年でこの日だけおやきが食べられる特別な日だったそうです。体の悪いところを餅に乗りうつらせ、真っ黒焦げに焼き、わらで作った舟にのせて川に流すのだそうです。この風習は横手市全域にあるそうですが、焼餅ではなく豆腐を使うところもあるそうです。昔は焼餅鍋というのがどこのお宅にもあって、それぞれの家で作って食べたものなんだそうですが、時代とともに作る家が少なくなって、佐貫さんの家に頼むようになっていったんだそうです。

だから、佐貫さんのおやきがふるさとの味になっている人がたくさんいるんでしょうね。

かなちゃんも、ここのおやきを食べたらとっても懐かしい気持ちになりました。昔、反射式のストーブに銀紙を敷き、その上に焼餅をのせ、ふぅふぅしながら食べたっけなぁ。ばあちゃんの味がした。

佐貫食品では今、一日1,000個ほど作っているそうで、のぼり旗が立っていないときは売り切れの合図です。
1個50円という昔から変わらぬ破格のお値段で出しているのも人気の秘密です。

大森町川西にある佐貫食品さんのおやき。昔の味をそのまま今に引き継いだ、懐かしくもホッとするお菓子です。

〔 1604文字 〕

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