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りんごジュースはりんごそのもの

No. 109 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
昨日(10日)の朝は、本当に冷えましたねぇ。あたり一面凍ってて、まち全体が冷凍庫に入ったような状態でした。朝は濃い霧が発生していましたが、その霧が晴れると真っ青な青空。その青に映える真っ白な鳥海山。
私はこんな鳥海山を見るたびに、ここに生まれてよかったぁ~と思います。

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【りんごの樹と鳥海山】

今日は増田町にあるJAのジュース加工所にお邪魔しました。
横手では生食用のりんごはもちろんのこと、りんごジュースにも力を入れていて、どちらも大変美味しいと評判です。

ジュース加工所の中に入ると、りんごの甘~い香りがしてきます。
ジュース作りの一番最初の工程が実は一番肝心なんだそうです。

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わぉー!りんごのプールだ!
ジュース用のりんごと言っても、見た目ではなぜ加工用になったのかわからないくらい美味しそうなりんごです。ちょっと色が赤くならなかったとか、形が変形しているだけで加工用になってしまうという、厳しいハードルがあるんだそうです。

一個一個包丁で割って、中味をチェックしています。日によっては、一日2万個のりんごをチェックするんだそうですよ。2万個のりんごの中でちょっとでも傷んでいるものが雑じってしまうとジュース2万パックに影響が出てしまうという大変デリケートなものなんだそうです。
ですから、ここではジュース作り半日、もう半日は器具の清掃を丁寧に行うんだそうです。

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厳しいチェックを通過したりんごが破砕され、第一段階のりんごジュースができます。この段階で出る搾りかすは捨てられずに飼料になったり肥料になったりするんですって。地球に優しいりんごジュースですね。

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【地球に優しいりんごの搾りかす】

さて、搾られたジュースは熱殺菌処理が3回施されます。
熱殺菌処理後、パックにつめられ最終的に箱詰めされます。

ここまでの流れがおよそ一時間。
あっという間にジュースになるのです。りんごジュースは「甘味・酸味・香り」が命だとか。それを最大限引き出すために、このスピードが大事なんだそうです。

さぁ!できたてほやほやのジュースをいただいてみましょう。
うめっ!
まるでおいしいりんごを食べたような感じです。

そう!それこそがここのジュース加工所のジュース作りのモットーなんだそうです。

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生のりんごに比べて、ジュースだと手軽にりんごを味わえます。
また、生食のりんごにいろんな品種があってそれぞれの味を楽しめるように、ジュースも品種ごとに作られています。
津軽、千秋、王琳、ふじの4種類です。

ちょっと喉を潤したい時、りんごジュースが超おススメです。
このりんごジュースは増田のジュース加工所の他、増田観光物産センター「蔵の駅」、道の駅十文字等で販売しております。
お子様からお年寄りまでみんなから愛される味です。
ぜひお試しくださいね。

〔 1208文字 〕

昔の味、今の味

No. 108 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
今日はかなちゃんが市場で見つけた、面白・珍しい野菜果物たちをご紹介いたします。

よく人に、「かなちゃんって悩みないでしょ!」って言われるけど、なさそうに見えて結構あるんですよ。最近の悩みは、このブログを書くようになってからなんですけど、目がついつい「面白いもの」を探してしまうんです。買い物に行ってお買い得商品を見つけたときよりも「面白いもの」を見つけたときの方がはるかにうれしいんです。

これって、病いですかね?

では、さっそく一つ目のご紹介です。

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なんだ、りんごじゃん。珍しくも面白くもなんともないよとお思いでしょう。見た目では品種まではわかりませんよね。蜜も入ってないし、ややお尻のほうが黄色がかっています。

このりんごは、じゃじゃん!

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「印度(インド)」と言います。
わぁー!懐かしい!と言ってしまった方、年代がバレてしまいますよ。
今ではめったに市場に出回っていない「印度」。
昔は高級りんごの代名詞だったそうです。
酸味がなく、とにかく甘い「印度」は何か特別な時でしか食べられないりんごだったそうです。

皆さんもきっと疑問に思うはず。
何故インド?
インド発祥の品種なのでしょうか。あまりインドとりんごって結びつきませんよね。

調べてみました。そうしたら、印度という名前がついていますが、れっきとした日本の青森県弘前市生まれの品種なんですって。

そして、このりんごを紹介したアメリカのジョン・イング氏の名前から採用した説があって、ジョン・イング氏はアメリカのインディアナ州出身だったので、インディアナ州から採用した説など諸説がある様です。

・・・えっ?どこに印度が?
まさか・・・、インディアナ州にかけているとか・・・。
あまり追及しないほうがよいと思われますので、印度の名前の由来に関してはここらへんにしときます。

食べてみたけどやっぱり甘い。食感はもっさり系。でも、昔これが、絶大なる人気を誇ったのもなんとなくわかるような気がしました。
でも、かなちゃんはやっぱり酸味のあるパリッとしたりんごが好きだなぁ。
この印度を販売している平鹿町馬鞍の直売所では、「懐かし~!」と言って買っていかれるお客様が多く、人気の品なんだそうですよ。


二つ目のご紹介はこちらです。

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「黄金色!!金美人参(キンビニンジン)」です。
美人と人参をかけているのかなぁ。食べるとなんだか美人になれそうですよね。

この人参は写真では分りづらいと思いますが本当に黄色、黄金色なんです。甘みが強く、人参嫌いのお子様にも大好評だとか。

さっそくサラダにして今夜のおかずにしてみよっかな。

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前に、食のアカデミーで教えていただいた人参サラダです。辛子醤油で味付けしてるのがポイントです。
我ながら、うめっ!

実はかなちゃん、あまり人参が得意ではありません。でもサラダだと食べられるんです。この色だと他の野菜との相性もばっちりですね。

この「金美人参」は、只今いぶりがっこで大フィーバー中の道の駅山内で見つけました。

今日ご紹介した二つの商品はとても人気の品だそうで、決して面白い、珍しいだけの商品ではありません。それは、食べてみればわかります!

昔懐かしい味「印度」。新しい味の「金美人参」。
今の味と昔の味、どちらもそれぞれ良さがある。
忘れていた味にまた出会うこと、初めての味に出会うこと、食ってやっぱり人の心を動かすものなんですね。

〔 1447文字 〕

雪が斜めに降る

No. 107 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
月曜日です。はりきっていきましょー!と言いたいところですが、今朝はとにかく寒かった~(((=_=)))ブルブル
雨、風ともに非常に強く、顔を上げて歩けない状態でした。

鉛色の低い空、吹きすさぶ風、「あ~、横手に冬がやってきたなぁ。」とちょっぴり心も鉛色になったかなちゃんでした。

雪国になじみのない方が想像する雪の降り方ってどんな感じでしょう。
しんしんと音もなく降る、キラキラとスターダストのように降るなどメルヘンチックな様子をご想像されることと思います。

でも、現実は、ノーッ!!!
特に初雪は静かには降りません。雷がゴロゴロ鳴り、雨風が非常に強くなる。荒ぶる神が降臨したかの如く、雨があられになり、時にはひょうになる。そして気がつくといつしか雪に変わっている。ブリザード、吹雪です。
これがやってくると秋田ではハタハタが獲れる合図なんですねぇ。

今朝通った、広域農道通称「雄平フルーツライン」の様子です。

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ここは標高が高いため、平地よりたくさん降っていました。気温1度。そりゃ寒いよね。撮影のため車を降りると、雪が真横から降る感じでした。

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りんごの樹も風雪に耐えています。
「寒くて樹がこーるどー」(byおやじギャグ大好きよっちゃん)
よっちゃんのギャグにより余計寒くなった気がしますが、こうして横手のリンゴは厳しい自然に耐え、たくましく、おいしく育つのです!

この横手のりんごを食べて、厳しい冬をのりきろう!
ただ今横手のりんごは市場で絶賛発売中です!横手市内では直売所、道の駅等はもちろんのこと、皆様の地域のスーパーにもひょっとしたら横手のりんごが売っているかもしれません。他の地域のリンゴに比べて、糖度と酸味のバランスがよく味が濃いと言われています。お近くで横手のリンゴを見かけましたら、ぜひお試しあれ~!

〔 780文字 〕

菊芋(キクイモ)効果!

No. 106 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
みなさん突然ですが「菊芋」ってご存知ですか?
名前を聞くだけだと、菊なの?芋なの?どっちよー!!!思っちゃいますよねぇ。
インターネットで調べてみたら「キク科」「ヒマワリ族」の植物らしいのです。どうやら芋の仲間ではないらしいという衝撃の事実が判明しました。

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9月から10月ごろ、草丈1.5メートル~3メートルという長身で、ヒマワリや菊に似たお花が咲くそうです。

なぜ突然菊芋の話題になったかというと、家によくいろんな物を持ってきてくださる高橋さんという母さんがいらっしゃるのですが、味付け海苔の空き瓶であろう入れ物いっぱいに、菊芋の酢漬けを持って来てくださったのです。

「かなちゃんさ食べさせてけれ。かなちゃんみたいな人によく効くから、いっぺ食べさせてけれ。」と言い残していったらしいのです。

・・・、大変有り難いことである。
でも・・・、どんだけ食べればいいんですかぁーーー!!!

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いただいた時には、瓶の蓋付近まで菊芋がぎゅうぎゅうに詰まっていました。ここ2,3日で、ふふふ・・・。こんなに食べたのですよ!

高橋さんが言う「かなちゃんみたいな人に効く!」というのはどういうことなのか調べてみました。

「菊芋は天然のインシュリン」と呼ばれていて、菊芋に含まれているイヌリンが血糖値を下げる他、中性脂肪、コレステロールの低下、肝機能の回復、血圧の上昇を抑える、各臓器の改善などの効果が期待できるそうです。

素晴らしい!菊芋&高橋さん!


まだ糖尿病にはなっていないにせよ、十分予備軍のかなちゃんに、よくぞ菊芋を持ってきてくださいました。高橋さんに感謝です。

その見かけと食感はショウガに似ています。シャキシャキしていて味はゴボウみたいな感じかな。漬物以外に、煮つけにしたり天ぷらにしたりいろいろな食べ方があるようです。

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でも、しばらくかなちゃんは、ひたすら漬物を食べます。

これから忘年会シーズンを迎え、自ずといろいろな数値が上昇してくることでしょう。でもかなちゃんにはこの菊芋がある限り大丈夫なのです!

〔 883文字 〕

師走の満月 Cold Moon

No. 105 〔14年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
あっという間に12月。師走に突入しちゃいました。
「師走」と聞くとなんだか慌ただしい気分になってしまうのですが、かなちゃんにとっては毎月が「師走」みたいなものだったので、一年の終わりの12月ぐらいは、じっくり落ち着いて仕事がしたいものです。

一年の終わりと言うと、今年の6月から大森地域の田口さん、山内の石沢さんのお宅で比内地鶏を試験的に飼育していただいていて、定期的に体重測定等をしに伺っていたのですが、今日が最後の日になりました。

すくすく育っていく鶏さん、毎回何らかの面白大発見がある両お宅に伺うのも今年はこれで最後です。一抹の寂しさみたいなものを感じます。

大森の田口家の面白大発見!
12月だと言うのに、師走だと言うのに、イチゴ発見です。

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春に咲くお花まで咲いています。
このイチゴは「四季成りイチゴ」だそうで、このように12月になってもまだ実をつけるんだそうです。
11月には一度雪が降ったというのにこの生命力!すごいなぁ。

あと、意図的に並べたとしか思えない「大根3兄弟」

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大森を後にして、向かうは山内三又です。
石沢さん家は、かなちゃんが大好きな日本の原風景が今なおあるような場所です。(11月6日のブログもご覧くださいね。)

鶏がいて、牛がいて、猫がいて、犬もいる。昔の農家ってこんなだったんだろうな。うちもそうだったもんね。なんだかホッとするんです、ここに来ると。

こんにちは~。牛さんいますか~?

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あれれ、子牛ちゃんだけになってる。
前に来た時は大きい牛さんもいたけど、一人ぼっちじゃさびしいよね。

「大丈夫だニャー!私たちがいるニャン(=^・ェ・^=))ノ彡」

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おっ!いました、いました。3,4匹の猫ちゃんたちが、牛小屋をにぎやかにしているから安心ですね。

「僕もいるワンッ!」

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おっとー。忘れちゃいけない、私たちが来た瞬間から吠え続けている、石沢家の番犬「ケン」です。
吠えてはいるけど、しっぽを思いっきり振っているから本当は遊びたいんだよね。また来年も来るからね。その時は吠えないでちょうだいよ!

山内三又を出た頃はまだ辺りも明るかったのに、ここに着いた時には薄暗くなっていました。ふと空を見上げるとまん丸~いお月様がぽっかり浮かんでいました。あまりの大きさと、月がとても近くに感じたので、ふだん月をじっくり眺めることはなかったのですが、今日は思わず見とれてしまいました。

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12月の満月は「Cold Moon(寒月)」と言うそうです。
字を見るからにして寒そう~。人類は数千年も前から月の動きから狩猟、種まき、そして収穫のスケジュールを決めてきました。古代の人々は、その時々の植物、動物、または天候をもとにして満月に名前を付けてきたそうです。

師走の満月、寒月。まだ身を切られるような寒さはありませんが、澄んだ空に冴える月を眺めていると冬の到来を感じずにはいられませんでした。

〔 1251文字 〕

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