No.98

大学がっこ

No. 98 〔15年以上前〕 , マーケティングから , by 食と農ブログ Icon of admin
最近山内三又に頻繁に出没しているかなちゃんです。
三又はかなちゃんにとってパワースポット。
今日はさらに若っいパワーをいただきに、心も弾んで三又に向かいましたのよ。

この日の三又は吐く息も真っ白になるほどの寒い朝を迎えました。

「食生活」をテーマに勉強している秋田大学4年生7人が、いぶりがっこ発祥の地、山内を訪れました。9月にいぶりがっこ用大根のタネをまき、今回は収穫、洗い、吊るし、燻しの作業を行います。

わーお!髪が金色だよ・・・。ジーンズ裂けてるよ・・・。ノギャルならぬノメン!?

ちょっとおばちゃん的心配をしてしまったかなちゃんでしたが、心配なんて無用でしたね。彼らと一日過ごしてみて、かなちゃんは確信しました。
真剣、真面目、ひたむき、こんな言葉がぴったり合うその真っ直ぐな姿勢に、これからの日本は大丈夫だと!

午前中は「いぶりがっこができるまで」「オフィシャルがっこ商品について」と題した講義です。
皆さんの眼差しも真剣そのもの。

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頭をたっくさん使ったあとはお腹もペコペコでしょう。お待ちかねの昼食です。三又でとれたお米で各自おにぎりを作りに挑戦です。

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あれあれ!?おにぎりが崩壊してるよ・・・。中身が一目でわかるおにぎり。ある意味斬新です。

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山内のいものこが入ったいものこ汁に、三又の高橋さんが漬けた漬物、三又づくしなお昼ご飯でした。

午後からはいよいよいぶりがっこつくりの作業に入ります。
まずは大根を収穫するところから。およそ500本ほど収穫しました。

次に三又営農組合事務局長高橋さん宅で洗い・編みこみ・吊るし・燻しの作業を行います。

1.大根を洗う
  手で一本ずつ洗うと思っていたのに、専用の機械があるんですね。だけ
  ど手は冷たい・・・。

2.大根を縄で編む
  同じ作業の繰り返しなのに、頭がこんがらがっちゃう。縄もこんがらがっ
  ちゃう。
  ベテランおばちゃんのスピードに度肝を抜かれた・・・。

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3.大根を燻し小屋に吊るす
  けっ、煙が目に沁みるー。小屋の中にいる皆さん号泣。
  自分がいぶりがっこになった気分・・・。
  かなちゃんもここで燻されたら、半分くらいになるかなぁ・・・。

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今日の作業はここまで。来週は燻した大根の漬け込みです。

今後はパッケージデザイン、パック詰めをして秋田大学の売店で販売するそうです。
どんな商品になるんだろうな。とっても楽しみです。
「大学いも」ならぬ「大学がっこ」と言う言葉が浸透するのも夢じゃないかも。

一日の作業を終え、地元農家の方と交流会が開かれました。作業の後の一杯は格別においしそう!

いぶりがっこ作りを体験した学生さんからは、
「私たちが経験したのはほんの一部分。農家の皆さんはこの何倍も苦労しているはず。今まで何気なく食べていたいぶりがっこだけど、これからは味わい方も違ってくると思います。」
「三又に来て、自分たちが一体何ができるんだろうと思ってきたけど、こうしてマスコミの方にも注目してもらい、私たちを通していぶりがっこや三又を発信することができてうれしい。」
などの感想がでました。

里山の夜、いつまでもずっと若者たちとお話していたい、そんな楽しい時間でした。

〔 1370文字 〕

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