No.81
今年の9月は台風が来なくてホッとしていたのに、今週非常に強い台風18号が上陸する恐れが出てきました。しかも進路予報で行くと、秋田も通過しそうなのです。
いろいろと心配ですが、特に気がかりなのは果樹です。
大変不謹慎とお叱りを受けるかもしれませんが、今の担当になる以前は、台風が来るといってもどこかひとごとでした。
自分のうちの近くに大雨が降って氾濫するような川もなければ、風でつぶれてしまう稲もないし、落ちてしまう果樹もない。
自分のうちの屋根さえ飛ばされなけりゃそれでいい。そう思っていました。
私が学生だった平成3年、台風19号が東北を襲いました。私の友達は青森のりんご農家の子でした。収穫前のりんごが全滅してしまい仕送りできないとの事。しばらく学校を休んで青森に帰ることになってしまいました。その時の彼女の不安そうな顔を今でも思い出します。
一方、家では、じいちゃんが私のためにと植えてくれた柿の木が倒れてしまったというくらいで生活に支障をきたすような問題にはなりませんでした。
農家と、そうじゃない私との温度差は大きいものです。
でも、今はその温度差が少しだけ縮まりました。
毎日にように通るフルーツライン。私の大好きな道です。
私は春からずっと見てきました。
毎日毎日りんごに話しかけるように作業をしている農家の方々の姿、そしていつお邪魔しても私に優しく受け答えしてくださる農家の方々の笑顔を。
私は心から祈ります。
「お願い、台風よ、避けていっておくれ!」
りんご農家の方々に、台風に備えて何か対策しているのか伺ってみました。
平鹿の中山地区伊藤さんのお宅では、りんごとぶどうを栽培・出荷しています。
「この広いりんご畑だもの、何ともしようもね。朝から心配で心配で何さも手つけられね。」と不安を隠せない様子です。
「もう2,3日置けばもっとうめぐなるけど、落ちてしまうよりはマシ。採れるだけ採ってる。あどは、神様さ祈るしかね。」とぶどうを収穫していました。
この高度技術社会の今にあっても、自然の力には抗うことができません。
農家のみなさんの心配や苦労は、私なんかが想像できないものでしょう。
私にできること・・・。
ごめんなさい、どうしようもないくらい私は無力です。
でも私は神様にお願いします。
どうぞ、お守りくださいと。
いろいろと心配ですが、特に気がかりなのは果樹です。
大変不謹慎とお叱りを受けるかもしれませんが、今の担当になる以前は、台風が来るといってもどこかひとごとでした。
自分のうちの近くに大雨が降って氾濫するような川もなければ、風でつぶれてしまう稲もないし、落ちてしまう果樹もない。
自分のうちの屋根さえ飛ばされなけりゃそれでいい。そう思っていました。
私が学生だった平成3年、台風19号が東北を襲いました。私の友達は青森のりんご農家の子でした。収穫前のりんごが全滅してしまい仕送りできないとの事。しばらく学校を休んで青森に帰ることになってしまいました。その時の彼女の不安そうな顔を今でも思い出します。
一方、家では、じいちゃんが私のためにと植えてくれた柿の木が倒れてしまったというくらいで生活に支障をきたすような問題にはなりませんでした。
農家と、そうじゃない私との温度差は大きいものです。
でも、今はその温度差が少しだけ縮まりました。
毎日にように通るフルーツライン。私の大好きな道です。
私は春からずっと見てきました。
毎日毎日りんごに話しかけるように作業をしている農家の方々の姿、そしていつお邪魔しても私に優しく受け答えしてくださる農家の方々の笑顔を。
私は心から祈ります。
「お願い、台風よ、避けていっておくれ!」
りんご農家の方々に、台風に備えて何か対策しているのか伺ってみました。
平鹿の中山地区伊藤さんのお宅では、りんごとぶどうを栽培・出荷しています。
「この広いりんご畑だもの、何ともしようもね。朝から心配で心配で何さも手つけられね。」と不安を隠せない様子です。
「もう2,3日置けばもっとうめぐなるけど、落ちてしまうよりはマシ。採れるだけ採ってる。あどは、神様さ祈るしかね。」とぶどうを収穫していました。
この高度技術社会の今にあっても、自然の力には抗うことができません。
農家のみなさんの心配や苦労は、私なんかが想像できないものでしょう。
私にできること・・・。
ごめんなさい、どうしようもないくらい私は無力です。
でも私は神様にお願いします。
どうぞ、お守りくださいと。
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