No.413
大森地域局の本間です。
6月29日、30日と、山梨県に行ってきました。
とは言っても、富士山を見に行ったわけではありません。
ぶどうですよ、ワイン用ぶどう!
大森地域では、1982年に大手ワインメーカー「メルシャン」と契約を行い、ワイン用ぶどう品種「リースリング」の栽培に取り組んでいます。
大森産ぶどうを使用したワインが、昨年国産ワインコンクールでみごと金賞を受賞したことは、かなちゃんが紹介してくれています。
これからも高品質なぶどうを提供し続けることができるよう、大森地域では、現栽培農家の後継者を対象に、昨年からメルシャンのワイナリーがある山梨県を主に派遣研修を行っています。
昨年は12月に後継者8名が訪問し、翌年のぶどう収穫に向けた一番最初の作業である「冬季剪定」を行ないました。

今回は4名が参加。
初日は、メルシャンの自社農園「城の平ヴィンヤード」にて、除葉作業を行いました。
シャトー・メルシャン ヴィンヤード・マネージャー弦間さんから指導をうけます。
大森地域の栽培指導担当者でもあります。
ぶどうの房に日光があたるよう葉っぱを取り除く作業で、風通しを良くすることにより病気の発生を防ぎます。
取り除くのは、新梢(今年新しく育った枝)の2房目(下から数えてです)の横から下の葉。
葉には、光合成を行う大事や役目があります。取りすぎは禁物。
「それより上の葉を落としたらレッドカード。即帰ってもらうから」との忠告を受けて、みんな真剣な顔で、作業に移りました。
除 葉 前 ↓
除 葉 後 ↓スッキリしました!
この日は、首都圏在住者を中心としたワイン愛好家で構成されている「城の平サポーター」と「キリングループ労組」の方々が40名ほどお見えになっていて、私達が作業に慣れてきたころ、サポーターの皆さんの列に混ぜていただき、交流を図りながら作業を行いました。
ちょっと余裕が出てきたのかしら?
ちなみにこのぶどうの品種は「カベルネ・ソーヴィニヨン」
サポーターの中には、「ワインの中で一番リースリングが好き」と話す方、「秋田への旅行の記念にワインを購入したことがある」と話しかけてくださった方など、後継者にとっては県外の方々の声を聞ける貴重な時間だったと思います。
参加された皆さんと共に。
ところで、大森地域も含め、横手市のぶどう栽培方法は「棚栽培」です。
雪の多い地方に合った栽培方法といわれています。
大森地域のワイン用ぶどう園地
横手では見慣れた棚栽培の風景です。
城の平ヴィンヤードでは、垣根栽培を導入しています。
欧米では一般的な栽培方法で、棚栽培よりも作業がしやすく、ぶどうの収穫量は少ないけれど、糖度の高い良質のぶどうが育つといわれています。日本は雨が多いので、土壌近くに実を付ける垣根栽培は適さないと長年言われてきたそうです。ですが、この城の平ヴィンヤードでの成功例をもとに、自社農園で垣根栽培を導入するワイナリーが増えているとのこと。
弦間さんは「自分は将来どのような栽培方法を行ったら良いか、作業効率も考えながら選択してほしい」と、後継者の皆さんに話していました。
除葉作業後、棚栽培でワイン用ぶどう作りを行っている長野県塩尻地区に渡りました。
その報告は、また後日ご紹介します。
6月29日、30日と、山梨県に行ってきました。
とは言っても、富士山を見に行ったわけではありません。
ぶどうですよ、ワイン用ぶどう!
大森地域では、1982年に大手ワインメーカー「メルシャン」と契約を行い、ワイン用ぶどう品種「リースリング」の栽培に取り組んでいます。
大森産ぶどうを使用したワインが、昨年国産ワインコンクールでみごと金賞を受賞したことは、かなちゃんが紹介してくれています。
これからも高品質なぶどうを提供し続けることができるよう、大森地域では、現栽培農家の後継者を対象に、昨年からメルシャンのワイナリーがある山梨県を主に派遣研修を行っています。
昨年は12月に後継者8名が訪問し、翌年のぶどう収穫に向けた一番最初の作業である「冬季剪定」を行ないました。

今回は4名が参加。
初日は、メルシャンの自社農園「城の平ヴィンヤード」にて、除葉作業を行いました。

シャトー・メルシャン ヴィンヤード・マネージャー弦間さんから指導をうけます。
大森地域の栽培指導担当者でもあります。
ぶどうの房に日光があたるよう葉っぱを取り除く作業で、風通しを良くすることにより病気の発生を防ぎます。
取り除くのは、新梢(今年新しく育った枝)の2房目(下から数えてです)の横から下の葉。
葉には、光合成を行う大事や役目があります。取りすぎは禁物。
「それより上の葉を落としたらレッドカード。即帰ってもらうから」との忠告を受けて、みんな真剣な顔で、作業に移りました。
除 葉 前 ↓

除 葉 後 ↓スッキリしました!

この日は、首都圏在住者を中心としたワイン愛好家で構成されている「城の平サポーター」と「キリングループ労組」の方々が40名ほどお見えになっていて、私達が作業に慣れてきたころ、サポーターの皆さんの列に混ぜていただき、交流を図りながら作業を行いました。
ちょっと余裕が出てきたのかしら?
ちなみにこのぶどうの品種は「カベルネ・ソーヴィニヨン」

サポーターの中には、「ワインの中で一番リースリングが好き」と話す方、「秋田への旅行の記念にワインを購入したことがある」と話しかけてくださった方など、後継者にとっては県外の方々の声を聞ける貴重な時間だったと思います。
参加された皆さんと共に。

ところで、大森地域も含め、横手市のぶどう栽培方法は「棚栽培」です。
雪の多い地方に合った栽培方法といわれています。

大森地域のワイン用ぶどう園地
横手では見慣れた棚栽培の風景です。
城の平ヴィンヤードでは、垣根栽培を導入しています。
欧米では一般的な栽培方法で、棚栽培よりも作業がしやすく、ぶどうの収穫量は少ないけれど、糖度の高い良質のぶどうが育つといわれています。日本は雨が多いので、土壌近くに実を付ける垣根栽培は適さないと長年言われてきたそうです。ですが、この城の平ヴィンヤードでの成功例をもとに、自社農園で垣根栽培を導入するワイナリーが増えているとのこと。
弦間さんは「自分は将来どのような栽培方法を行ったら良いか、作業効率も考えながら選択してほしい」と、後継者の皆さんに話していました。
除葉作業後、棚栽培でワイン用ぶどう作りを行っている長野県塩尻地区に渡りました。
その報告は、また後日ご紹介します。
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